【書評】5分の使い方で人生は変わる
こんばんは、今日は本の感想を書いてみたいと思います。
私がブログをとりあえずやってみよう!と思ったのは本の感想をアウトプットする事で、記憶の定着率があがるという事を私のブログでも登場しているベストセラー、「アウトプット大全」の樺沢紫苑先生が常々おっしゃられています。
もう、それだけで私にとってブログをやるメリットだらけなので、やってみよう!と思ったわけです。
前置きはこれくらいにして、本の内容を。
著者
小山竜央
5000人以上を集客する講演会やセミナーのスピーカーを務めるカリスマ性のあるスピーカーと言えるのではないでしょうか。
私も、今度実際に会いにいきます。
今作は小山氏のデビュー作ですね。
内容
何故あなたの日常は変わらない?といったよくありそうなテーマが主題ですかね。。
私は大きく分けて、この6点にフォーカスしました。
- 習慣化
- 自己啓発の否定
- 見栄を利用する
- 柔軟な発想を
- 基準を高める15の習慣
- 夢
習慣化
人間の脳は言い訳が大好き。
超強力な人間の現状維持本能ホメオスタシスが働いて人間は行動するのをやめてしまうと言います。
だから5分でできるスモールアクションの設定、やる気や情熱には頼らずに勝手にできてしまう半強制的な仕組みを設定してしまうこと。
これらの語り口は数多い習慣化を薦める本と大差は無い気がしました。
しかし、色んな本を読む上でこういった共通項を感じる事は記憶化に物凄く役立つと、肌で感じてはいます。
自己啓発の否定
著者は自己啓発を本書では宗教だと否定しています。
モチベーションは情熱はあてにはならず、脳は結局生存とは関係のない事は極力関わらないようにできていて、成果を上げたいならば科学的な方法でなければならないと語っています。
脳の馴化~
自分が成功したい方向に脳を慣れさせてしまえば、無理をせずに勝手に行動するようになっていくということを言われています。
見栄を利用する
要するに潜在意識の擦り込みということなんだと思いました。
脳は宣言する事で、そのことを遂行しようとする潜在意識が働くと言われています。
見栄や他人に良く見られたい心理を利用することによって遂行するようにする。
一歩間違うと承認欲求による依存性も高まってしまいそうな気もします。
私は変わりたければ自分を居心地の悪い環境に放り込む事が大事という事が一番手っ取り早い方法だと思っているのですが、たしかに他人の力を利用するのは変わる上で間違いなく必要だとは思うので参考にしたいと思いました。
柔軟な発想
要するに人生のゲーム化に感じました。
ここらへんは脳の仕組みからやや離れていて、著者の人間性が表れてる段落に感じました。
とにかくワクワクしていこう!という事ですね。
自分を変える方法論や成功法則の語り口から、著者のクリエイティブな思想が見れて面白いと思いました。
基準を高める15の習慣
マインドセットだったり、すぐに実践できる習慣リストを紹介されています。
とても読みやすい。
夢
著者は夢に対して、違う本でも同じ事を語っています。
おそらく座右の銘みたいなモノなんでしょうね。
夢という言葉を使う時点で夢を半分諦めている。
金メダルを取る人はすでに、その夢が手に入ってると思い込んでいる。
手に入れる事が前提であり通過点。
金メダルをとったあとの本当の夢を見ているとの事です。
少し要約しながら紹介させていただきました。
私には、正直まだわからない世界でもあります。
夢という言葉を使うのは自由だと思います。
しかし、ゴールなどない。という価値観はまさしく同意です。
人生には夢の後にはまた夢が待っているはずだと思うから。
いや、そうでなくてはならない。
この観点は私の尊敬するシンガー影山ヒロノブさんの著書「ゴールをぶっ壊せ」にも共通したものを感じますね。
まとめ
要するにタイトルの「5分の使い方で人生は変わる」習慣化に行きつきます。
スモールアクション、小さな成功を積み重ねることで自分の基準をアップデートしていことで人生は変えられると著者は言ってるのだと思います。
5分という時間は1時間に12回、24時間に分けると288回にもなります。
それだけ自分の人生を変えるチャンスは転がっているのだと著者は言います。
全体的に現実的でやや厳しめに感じる著者の文体ですが、自由な発想が見える段落や夢の件では優しい一面が見えます。
今度、実際に著者を見に行くのでたしかめてみたいと思います。
「5分の使い方で人生は変わる」オススメです!